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草壁シトヒ
在宅勤務の会社員
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AIで作業効率UP!無料で使えるYouTube文字起こしツール5選

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YouTubeの動画コンテンツから情報収集や資料作成をするとき、動画の内容を文字に起こす作業は非常に時間がかかります。私が動画の内容をブログ記事にまとめる際も、この文字起こし作業が大きな負担でした。

しかし、AI技術の進化により、この手間のかかる作業を自動化してくれる無料ツールが登場しています。これらのツールを使えば、作業効率が劇的に向上し、より創造的な作業に時間を割けます。この記事では、私が実際に使って便利だと感じた、無料で使えるYouTube文字起こしツールを5つ厳選して紹介します。

タップできる目次

まずは基本から|YouTube標準の文字起こし機能

サードパーティ製のツールを導入する前に、YouTube自体に備わっている標準機能を知っておくことが重要です。これは全てのユーザーが特別な準備なしに利用できる、文字起こしの基本となります。

PCでの簡単な文字起こし方法

YouTubeの標準機能は、PCブラウザから非常に簡単にアクセスできます。動画の概要欄にある「…もっと見る」をクリックし、メニューから「文字起こしを表示」を選ぶだけで、動画の右側にタイムスタンプ付きのテキストが表示されます。

私がこの機能で特に便利だと感じるのは、テキストの特定の行をクリックすると、動画がその発言時点にジャンプする点です。内容を確認しながらテキストを追いたい場合に、この同期機能は非常に役立ちます。

タイムスタンプを消してコピーする

ブログ記事などに引用する場合、タイムスタンプは不要です。文字起こしウィンドウの右上にあるメニュー(︙)から「タイムスタンプ表示を切り替える」を選択すると、テキストだけをスッキリ表示できます。

この状態になれば、必要な部分をマウスで選択してコピーし、Wordやメモ帳に直接貼り付けられます。ただし、この標準機能はテキストファイルとしてダウンロードはできないため、あくまでコピー&ペーストが基本操作です。精度も完璧ではないので、簡易的な確認用と割り切るのが良いでしょう。

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【デスクトップ派向け】ブラウザ拡張機能3選

デスクトップPCでの作業がメインの方には、ブラウザ拡張機能の導入が最も効率的です。YouTubeのページ上で直接動作するため、シームレスで高度な文字起こしが実現します。

YouTube Summary with ChatGPT & Claude|AI要約もこなす優等生

これは単なる文字起こしツールではありません。ChatGPTやClaudeといった最先端のAIと連携し、動画の内容をワンクリックで要約してくれる非常に強力な拡張機能です。

メリット

私がこのツールを最も評価する点は、圧倒的な時間短縮効果です。動画の要点だけを素早く把握したいときに、AIが生成した箇条書きの要約は非常に役立ちます。要約を生成する際の指示(プロンプト)を自分でカスタマイズできるため、求める形のアウトプットを得やすいのも魅力です。

  • ワンクリックで高精度な要約を生成
  • 複数のAIモデル(ChatGPT, Gemini, Claudeなど)から選択
  • プロンプトのカスタマイズで出力形式を調整

デメリット・注意点

非常に便利なツールですが、注意点もあります。特に20分を超えるような長尺の動画の場合、AIの処理が追いつかずエラーが発生することがあります。

長時間の動画を扱う際は、何回かに分けて処理するか、後述する別のツールを検討するのが賢明です。しかし、一般的な長さの動画であれば、これ以上ないほど強力なパートナーになります。

Notta|高機能な編集と多形式エクスポート

Nottaは、文字起こしから編集、管理、エクスポートまでを一貫して行える統合的なサービスです。そのChrome拡張機能は、Nottaの強力なエコシステムへの入り口となります。

メリット

Nottaの最大の強みは、文字起こしした後のテキストをオンライン上で非常に細かく編集できる点です。話者の分離やタグ付け、重要箇所のハイライトなど、議事録作成にも耐えうる高度な編集機能を備えています。

テキスト(TXT)だけでなく、Word(DOCX)や字幕ファイル(SRT)など、多様な形式でエクスポートできるのも大きな利点です。YouTubeが公式に文字起こしを生成しない動画でも、音声を録音する形でテキスト化できる場合があります。

機能詳細
編集機能話者分離、タグ付け、ハイライト
エクスポートTXT, DOCX, SRT, PDFなど多彩
録音文字起こしページ上の音声を直接テキスト化
同期機能PCとスマホアプリ間でデータが同期

デメリット・注意点

非常に高機能な反面、無料プランには制限があります。1ヶ月に文字起こしできる時間が120分までと決まっているので、頻繁に利用するヘビーユーザーは有料プランを検討する必要があります。

月に数本の動画を文字起こしする程度のライトユーザーであれば、無料プランでも十分にその恩恵を受けられます。

YouTube Transcriber|シンプルさが魅力

「AI要約や高度な編集機能は不要。とにかく早くテキストをコピーしたいだけ」という方には、このシンプルな拡張機能がおすすめです。

メリット

このツールの良いところは、その軽快さとシンプルさに尽きます。余計な機能が一切なく、YouTubeの文字起こしテキストを抽出してコピーしやすくすることだけに特化しています。

インストールすれば、動画ページにテキスト抽出用のボタンが追加され、ワンクリックで文字起こし内容をコピーできます。動作が非常に軽く、ブラウザに負担をかけない点も評価できます。

デメリット・注意点

シンプルさの裏返しとして、AIによる要約やテキストの編集、ファイル形式を選んでのエクスポートといった機能は一切ありません。あくまでYouTubeの標準機能を少し便利にするための補助ツールと考えるのが適切です。

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【スマホ・タブレット派向け】モバイルアプリ2選

外出先や移動中にスマートフォンで情報収集をすることが多い方には、専用のモバイルアプリが便利です。PCとは異なる、モバイルならではの効率的なワークフローを構築できます。

Vrew|動画編集もできる万能アプリ

Vrewは、本来はAIを活用した動画編集アプリですが、その文字起こし機能が非常に優秀で、無料で利用できる範囲が広いのが特徴です。

メリット

私がVrewで驚いたのは、文字起こしの精度の高さと、無料で月120分まで利用できるという寛大さです。YouTubeアプリの「共有」機能からVrewを選ぶだけで、動画がインポートされ、自動で文字起こしが始まります。

生成されたテキストはアプリ内で簡単に編集でき、TXTやSRT形式で書き出すこともできます。テキストを編集すると、それに連動して動画の不要な部分をカットする「カット編集」ができるのもユニークな点です。

  • 月120分の無料文字起こし枠
  • 高い音声認識精度
  • テキストベースの簡単な動画編集
  • TXT, SRT形式でのエクスポートに対応

デメリット・注意点

無料プランの場合、Vrewで編集して書き出した動画には、右上にウォーターマーク(透かしロゴ)が入ります。文字起こしテキストの利用が目的なら問題ありませんが、動画として再利用する際には注意が必要です。

Notta|PCとの連携がスムーズ

デスクトップ版でも紹介したNottaは、モバイルアプリも提供しています。PCとスマートフォン、どちらでも作業をする方にとって、最高の選択肢となります。

メリット

Nottaのモバイルアプリの最大の利点は、PCのウェブ版とデータが完全に同期されることです。外出先でスマホを使って動画を文字起こしし、後からオフィスのPCでじっくり編集するといった、シームレスな作業が実現します。

リアルタイム文字起こしや音声ファイルのインポートなど、PC版と遜色ない豊富な機能がスマートフォンでも利用できます。デバイスを横断して作業環境を統一したい私のようなユーザーには、これ以上ないほど便利なアプリです。

デメリット・注意点

デメリットもPC版と同様で、無料プランには月120分という時間制限があります。この制限内でいかに効率よく使うかが、無料で活用し続けるための鍵となります。

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文字起こしの精度を最大限に高めるコツ

どのツールを使っても、元の動画の音声品質が悪ければ、文字起こしの精度は著しく低下します。「質の低いデータを入れれば、質の低い結果しか出ない」というのはAIの基本原則です。

良い結果は良い音源から

最終的なテキストの品質を上げる最も効果的な方法は、入力する音声の品質を上げることです。

  • マイク|可能であれば、演者がピンマイクなど外部マイクを使っている動画を選ぶ。
  • 環境|背景ノイズ(雑音)が少なく、静かな環境で収録されている動画を選ぶ。
  • 話し方|早口すぎず、ハキハキと話している動画を選ぶ。

これらの点を意識してソースとなる動画を選ぶだけで、AIによる文字起こしの精度は劇的に向上します。

AIへの指示(プロンプト)を工夫する

「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」のようなAI要約ツールを使う場合は、AIへの指示文(プロンプト)を工夫することで、出力の質をコントロールできます。

例えば、単に「要約して」と指示するのではなく、「この記事の重要なポイントを3つ、箇条書きで抽出してください」のように、具体的で明確な指示を与えることが重要です。これにより、自分が求める情報が手に入りやすくなります。

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まとめ

AI技術の進化により、面倒だったYouTubeの文字起こし作業は、無料ツールを使うことで劇的に効率化できます。今回紹介した5つのツールは、それぞれに特徴があり、利用シーンや目的に応じて最適な選択肢は異なります。

デスクトップでの作業が中心で、要約までこなしたいなら「YouTube Summary with ChatGPT & Claude」。PCとスマホで連携し、高度な編集をしたいなら「Notta」。とにかく手軽さが一番なら「YouTube Transcriber」。スマホメインで無料枠の広さを重視するなら「Vrew」がおすすめです。

これらのツールをあなたのワークフローに取り入れて、情報収集やコンテンツ制作のスピードを加速させてください。

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