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草壁シトヒ
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『Shotcut』の使い方をマスター!無料でできる動画編集術

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動画編集を始めたいけれど、高価なソフトには手が出せないと悩んでいる人は多いはずです。

私が長年愛用してきた中でも、Shotcutは無料で使えるオープンソースソフトでありながら、プロ顔負けの機能を備えています。この記事では、Shotcutの導入から高度な編集テクニックまでを徹底的に解説します。

タップできる目次

Shotcutの基礎知識と初期設定

Shotcutは、21年以上にわたり開発が続けられている信頼性の高い動画編集ソフトです。Windows、macOS、Linuxのクロスプラットフォームに対応し、誰でも無償で利用できます。

無料で使える高機能な動画編集ソフト

このソフトはMLTフレームワークという強固な基盤の上に構築されており、非常に安定した動作を誇ります。一般的な無料ソフトとは異なり、有料ソフトに匹敵する多機能さが最大の魅力です。

オープンソースである理由

Shotcutはオープンソースであるため、世界中の開発者が機能向上に貢献しています。特定の企業に依存しないため、突然の仕様変更や課金への誘導におびえる必要がありません。

2025年の最新リリース(バージョン25.01および25.12)では、Waylandへのネイティブ対応やWindows on Armでのハードウェアエンコーディングが追加されました。常に最新のコンピューティング環境へ最適化され続けています。

最新バージョンでの進化

開発サイクルは非常に活発で、ユーザーの声を反映した新機能が次々と実装されています。私が特に注目しているのは、2025年のアップデートで追加された「プレイリスト・ビン」です。

これにより、大量の素材をフォルダ分けして管理できるようになり、大規模な編集作業が格段にスムーズになりました。さらに、タイプライター効果フィルタの実装により、文字を1文字ずつ表示させる演出も手軽に行えます。

インストールからプロジェクト作成まで

Shotcutを使い始めるための準備は非常にシンプルです。公式サイトからインストーラーをダウンロードし、手順に従うだけですぐに起動できます。

日本語化と画面構成

海外製のソフトですが、Shotcutは完全に日本語に対応しています。上部メニューバーの「Settings」から「Language」を選び、「Japanese」を指定して再起動すれば、すべてのメニューが日本語になります。

画面構成も直感的で、初心者でも迷わずに操作できます。アイルランド語の追加や時間表示形式の改善など、グローバルなニーズに合わせた改良が続けられています。

適切な映像モードの選び方

編集を始める前に最も重要なのが「映像モード」の設定です。これはプロジェクトの解像度やフレームレートを決定する基準点であり、画質に直結します。

基本的には素材に合わせて「自動」を選べば問題ありません。しかし、YouTubeなど特定の用途が決まっている場合は、手動で「1080p 30fps」などを指定すると確実です。

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効率的なカット編集とタイムライン操作

動画編集の基本は、不要な部分を切り取るカット編集にあります。Shotcutのタイムライン機能を使いこなせば、サクサクと作業を進められます。

素材の読み込みと配置のコツ

編集したい動画や音声ファイルは、「プレイリスト」パネルにドラッグ&ドロップして登録します。これは単なるリストではなく、素材を管理する重要な場所です。

プレイリストビンの活用

バージョン25.01から導入されたプレイリストビンを使えば、素材の種類ごとにフォルダを作って整理できます。BGM、効果音、動画素材といった具合に分類することで、必要なファイルを即座に見つけ出せます。

メディア検索機能も強化されており、名前やファイルタイプでフィルタリングすることも容易になりました。大量のファイルを扱う長編動画の制作では、この整理術が作業効率を劇的に高めます。

ソースプレイヤーでの事前トリミング

素材をタイムラインに並べる前に、ソースプレイヤーで内容を確認することをおすすめします。ここで使いたい部分の開始点(イン点)と終了点(アウト点)を指定しておきましょう。

必要な部分だけをタイムラインに配置できるため、後の編集作業が大幅に楽になります。無駄な作業を減らすことが、編集スピードアップの秘訣です。

素早いカット編集を実現するテクニック

タイムライン上での操作をマスターすれば、マウスを使わずにキーボードだけで編集できるようになります。私が推奨するのは、ショートカットキーを積極的に使うスタイルです。

ショートカットキーの駆使

再生ヘッドの移動には、キーボードのカーソルキーやPageUp/PageDownを使います。1フレーム単位や1秒単位での移動ができるため、マウス操作よりも正確な位置合わせが行えます。

以下に、覚えておくべき主要なショートカットをまとめました。

アクションショートカットキー備考
1フレーム送る / 戻る右カーソル / 左カーソル細かい調整に最適
1秒送る / 戻るPageDown / PageUp少し飛ばしたい時
分割Sクリップを切断する
リップル削除X削除して間を詰める

リップル削除とトラック管理

不要な部分を削除する際、「削除(Zキー)」を使うと空白が残ってしまいます。そこで活用したいのが「抜き取り(Xキー)」または「リップル削除」です。

これを使えば、削除した部分の空白を自動的に詰め、後続のクリップを前に寄せてくれます。動画の連続性を保ちながらテンポよく編集を進めるためには必須の機能です。

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映像表現を広げるフィルタと合成技術

カット編集だけでは物足りない場合、フィルタを使って映像を加工しましょう。Shotcutには、非破壊的でいつでも修正できる強力なフィルタシステムが備わっています。

視覚効果を高めるフィルタ活用法

フィルタは「+」ボタンから追加でき、映像、音声、時間といったカテゴリーから選べます。2025年のアップデートで検索機能が強化され、名前の一部を入力するだけですぐに呼び出せるようになりました。

サイズ・位置・回転の制御

画面の中に別の映像を表示させるピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)などは、「サイズ・位置・回転」フィルタで作ります。プレビュー画面上のハンドルを操作するだけで、直感的に配置を変えられます。

数値を直接入力して、正確なレイアウトを作ることもできます。例えば1080pの画面を4分割する場合など、座標を指定することでピタリと配置できます。

クロマキーによる合成処理

背景を透明にして合成するクロマキー技術も、Shotcutなら簡単に実現できます。「クロマキー:シンプル」フィルタを使い、スポイトで背景色を選ぶだけで綺麗に抜けます。

髪の毛など複雑な輪郭を調整したい場合は、「クロマキー:高度」を使います。色差分や輪郭のパラメータを微調整することで、プロレベルの合成映像が仕上がります。

キーフレームで動きをつける

映像に動きや変化を加えるには「キーフレーム」を使います。不透明度や位置などのパラメータを時間経過とともに変化させることができ、アニメーションのような表現が行えます。

イージングによる滑らかな動き

キーフレームの動きには「線形」や「スムーズ」といった補間タイプがあります。さらにバージョン23.11以降では、バウンスやエラスティックといった「イージング」関数が使えるようになりました。

これらを選ぶだけで、ボールが跳ねるような動きや、ゴムのような弾力のある動きを表現できます。モーショングラフィックスのようなリッチな映像表現が、手軽に実装できます。

タイムリマップでの速度変更

動画の速度を変えたいときは「タイムリマップ」フィルタを使います。単なる早送りやスローだけでなく、一つのカットの中で速度を自由自在に操る「スピードランプ」が作れます。

グラフを操作して、急激に加速したり、一時停止させたりといった演出ができます。Bフレームを含む素材の場合は「編集向け形式」への変換が必要ですが、これにより画質劣化の少ない滑らかな速度変化が得られます。

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音声編集と書き出しの最適化

映像と同じくらい重要なのが音声です。また、編集した動画を適切な形式で書き出すことも、視聴者に届けるための大切なステップです。

クオリティを左右する音声調整

Shotcutには、音声を見やすく表示するピークメーターや多彩な音声フィルタが揃っています。BGMや効果音のバランスを整えるだけで、動画の完成度はぐっと上がります。

音量レベルとフェード処理

基本的な音量調整には「ゲイン・音量」フィルタを使います。音が割れないようにピークメーターを確認しながら、適切なレベルに調整しましょう。

クリップの端にあるフェードマーカーをドラッグすれば、フェードインやフェードアウトも一瞬で設定できます。自然な音の入りと終わりを作ることは、視聴者にストレスを与えないために重要です。

ノイズ除去とAI活用

録音時のノイズが気になる場合は、ノイズゲートやイコライザーを使って調整します。これらを組み合わせることで、クリアで聞き取りやすい音声に仕上げることができます。

さらに、AIを活用した「Whisper.cpp」ライブラリの統合により、自動字幕生成やテキスト読み上げ機能も強化されています。音声をテキストデータとして扱えるようになり、作業効率が飛躍的に向上しました。

高画質で出力するための書き出し設定

編集が終わったら、目的に合わせた形式で書き出します。Shotcutでは「H.264 High Profile」が推奨プリセットとなっており、迷ったらこれを選べば間違いありません。

YouTube向けの推奨設定

YouTubeにアップロードする場合は、専用のYouTubeプリセットを選びます。解像度やフレームレートをプロジェクト設定に合わせ、音声サンプルレートを44.1kHzに設定するのが一般的です。

以下の表に、一般的な動画規格と設定をまとめました。

規格名称解像度 (Pixel)アスペクト比主な用途
4K (Ultra HD)3840 × 216016:9高精細な映像作品
Full HD1920 × 108016:9一般的なYouTube動画
縦長動画1080 × 19209:16TikTok、ショート動画

プロキシ編集による軽量化

4Kなどの高画質素材を扱うと、パソコンの動作が重くなることがあります。そんな時は「プロキシ編集」機能をオンにしましょう。

低解像度の仮ファイルを自動生成して編集を行い、書き出し時だけ高画質ファイルに差し替える機能です。これにより、スペックの高くないパソコンでもサクサクと快適に編集作業が行えます。

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まとめ:Shotcutでプロ並みの動画を作ろう

Shotcutは、無料でありながらプロフェッショナルな映像制作に耐えうる強力なツールです。直感的な操作性と、オープンソースならではの進化の速さが、クリエイターの表現力を支えています。

映像モードの正しい設定、ショートカットキーによる効率化、そしてキーフレームやフィルタによる高度な表現を習得すれば、あなたの動画は確実に見違えるものになります。まずは一本、短い動画を作ってみることから始めてみてください。使い込むほどに、その奥深さと利便性に気づくはずです。

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