YouTubeに動画をアップロードしようとしたのに、なぜかうまくいかない……。そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
YouTubeでは、アップロードに関するさまざまな制限があり、それに引っかかると動画が正常に投稿できません。本記事では、YouTubeに動画をアップロードできないときのよくある原因を10個紹介し、対処法も解説します。
YouTubeに動画をアップロードできない原因

YouTubeで動画のアップロードができない理由は、さまざまな要因が考えられます。以下に、よくある原因を詳しく解説します。
ファイル形式がサポートされていない
YouTubeは特定の動画ファイル形式にしか対応していません。サポートされていない形式の動画をアップロードしようとすると、エラーメッセージが表示されてしまいます。
対応可能な動画ファイル形式
YouTubeがサポートしている動画形式は以下の通りです。
- MP4(推奨)
- MOV
- AVI
- WMV
- FLV
- 3GP
- WebM
- MPEG-PS
これ以外の形式で動画を作成した場合は、事前にMP4などの対応フォーマットに変換してからアップロードしましょう。
インターネット接続が不安定
動画のアップロードには安定したインターネット接続が必要です。
特に以下のような場合、アップロードに失敗することがあります。
- Wi-Fiの接続が途切れやすい
- モバイル回線の電波が弱い
- ルーターの通信速度が遅い
対処法
- Wi-Fiの再接続やルーターの再起動を試す
- 有線接続(LANケーブル)を利用する
- 高速なインターネット環境に切り替える
YouTubeのサーバー側の問題
YouTube側のサーバーに問題が発生していると、アップロードができなくなることがあります。
確認方法
YouTubeのサーバーがダウンしているかどうかは、以下の方法で確認できます。
- YouTube公式Twitterで障害情報を確認
- 「Downdetector」などのサイトでYouTubeの障害情報をチェック
もしYouTube側の問題であれば、解決するまで待つしかありません。
動画の長さやサイズが制限を超えている
YouTubeでは、アカウントの状態によってアップロードできる動画の長さやファイルサイズに制限があります。
アカウントの状態 | アップロードできる動画の長さ |
---|---|
未確認アカウント | 最大15分 |
確認済みアカウント | 12時間 or 256GB |
アカウントを確認していない場合は、YouTubeのアカウント確認ページで確認作業を行いましょう。
著作権やコミュニティガイドラインの違反
YouTubeでは、著作権やコミュニティガイドラインに違反すると、動画のアップロードがブロックされることがあります。
主な違反例
- 著作権違反:無許可で音楽や映像を使用
- 暴力的・差別的な内容:YouTubeの規約に違反
- スパム行為:短時間で大量の動画を投稿
アップロードに失敗した場合、YouTube Studioの「著作権」や「ポリシー違反」セクションを確認しましょう。
1日にアップロードできる動画数の制限
YouTubeでは、スパム対策として1日にアップロードできる動画の数に制限があります。
この制限の具体的な数は公開されていませんが、短時間に大量の動画を投稿すると制限される可能性があります。
対処法
- しばらく時間をおいてから再度アップロードを試す
- YouTubeのサポートに問い合わせて制限解除を依頼する
YouTubeアカウントの制限
アカウントが制限されていると、動画のアップロードができなくなることがあります。
確認方法
- YouTube Studioの「チャンネルステータス」をチェック
- Googleアカウントの「セキュリティ通知」を確認
アカウントが一時停止や制限されている場合は、YouTubeのサポートセンターに問い合わせましょう。
ブラウザやアプリの問題
使用しているブラウザやアプリに問題があると、アップロードが正常に行われないことがあります。
対処法
- ブラウザのキャッシュ・履歴を削除する
- 最新版のブラウザやYouTubeアプリを使用する
- 別のブラウザ(Chrome・Firefoxなど)で試す
動画のエンコードやコーデックの問題
YouTubeでは、特定のエンコード方式やコーデックを推奨しています。
推奨コーデック
- 映像:H.264
- 音声:AAC
- コンテナ形式:MP4
これ以外の形式で動画を作成している場合、変換ソフトを使って適切なフォーマットに変更しましょう。
ストレージやメモリ不足
デバイスのストレージやメモリが不足していると、アップロードが途中で止まることがあります。
対処法
- 不要なファイルを削除して空き容量を確保
- メモリ使用量を減らす(他のアプリを終了)
- 別のデバイスでアップロードを試す
まとめ

YouTubeに動画をアップロードできない場合、原因はさまざまですが、以下のポイントを確認すれば解決できる可能性が高いです。
- ファイル形式が適切か?(MP4推奨)
- インターネット接続が安定しているか?
- YouTubeのサーバーに問題はないか?
- 動画の長さやサイズが制限を超えていないか?
- 著作権やコミュニティガイドラインに違反していないか?
- 1日あたりのアップロード制限に達していないか?
- アカウントのステータスに問題はないか?
- ブラウザやアプリに不具合がないか?
- 動画のコーデックが適切か?(H.264/AAC)
- ストレージやメモリの空き容量は十分か?
これらをチェックしても解決しない場合は、YouTubeサポートに問い合わせてみましょう。